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皆さんにお願いがあります。


今日の記事はとても長いです。

1.ジュルちゃんの署名(2011年動物愛護管理法改正の要望書)
2.2011年動物愛護管理法改正の検討委員会
3.ふりぺ署名のお願い

についてです。

■1.ジュルちゃんの署名(2011年動物愛護管理法改正の要望書)


2009年10月から2010年10月までの1年間に亘って、『ジュルのしっぽ』の山崎花奈さんが2011年動物愛護管理法改正の要望書の署名活動を行いました。私ももちろん署名しました。要望書の改正点は1から8まで書かれています。その一部を抜粋します。

[ 改正点1 ]

■虐待の定義を下記の例のように明確に表記すること。
一 愛護動物にみだりに給餌又は給水をせずに衰弱させること。
二 愛護動物の傷病を治療せず、みだりに放置すること。
三 愛護動物の身体に支障をきたす又はその恐れのある環境(不衛生、猛暑等)で飼養すること。
四 愛護動物の大きさ・生態等に対し、保護や危険回避等正当な理由なく、日常的な動作を妨げるような狭い空間で飼養すること。
五 愛護動物の母体に過度な負担をかけ、年に複数回に渡って繁殖させること。
六 愛護動物を保護する責任のある者が遺棄し、又はその生存に必要な保護をしないこと。
七 愛護動物に不必要な暴力をふるい、又は不必要な行為により恐怖を与えること。
八 愛護動物に医師免許を持たない者が医療行為を行うこと。
九 愛護動物を正当な理由なく、保健所に持ち込み処分すること。
十 その他愛護動物の身心に支障をきたす又は恐れのある不当な行為若しくは不作為で不要な苦しみを与えること。

改正点の解説

至極当たり前のことが要望として出されています。一は「みだりに給餌又は給水をやめることにより衰弱させる等の虐待」として既に現在の『動物の愛護及び管理に関する法律』の罰則に定められています。逆に言えば、上記の一以外の行為を行ったとしても、虐待の定義が曖昧であるため、また行政には強制捜査の権限がないため事前に証拠を確保できず、虐待として動物取扱業者を取り締まることはできないのです。

ケージに閉じ込めたまま最低限の水と餌だけ与え、散歩やブラッシングなどの世話もなく排泄物も垂れ流しのまま、発情期のたびに妊娠させられ産んだら数日で子供を取り上げ、発情したらまた妊娠、の繰り返し。そうして子供が産めなくなるか、または病気になったら衰弱死または保健所へ遺棄されます。(行政は業者からの引き取りは原則行いませんが、個人名で持ち込めば行政は拒否できません)

そうして作られた仔犬仔猫が生後1ヶ月でペットショップに卸され、衝動買いを誘発する生体展示という形で販売されます。売れる状態の生体は展示され、病気の生体は展示から外され処分されます。早く売り切るために深夜営業や移動販売をする店舗、またインターネットで売買契約し輸送する店舗もあります。それでも売れ残った生体は動物取扱業者同士のオークションで競りにかけられ、買われた先で繁殖用として酷使され使用済みになったら捨てられます。

上記は最悪のケースを繋げたものですが、現状それが可能なのです。そしてそのような業者が実際に存在します。規制がないのですから利益を優先すれば自然とそうなるでしょう。極々一部の珍しいケースではありません。保護活動をしている方、特にセンターから直接引き出している方、ブリーダー崩壊現場や飼育環境の酷いブリーダーからレスキューしている方のところで繁殖で使い捨てられたであろう酷い状態の子を見るたび「あぁまた・・・」と、とても悲しくなります。

■2.2011年動物愛護管理法改正の検討委員会


そして上記の花奈さんの署名や他団体からの署名が環境省に提出されました。
5年前、前回の法改正(恥ずかしながら私はこのとき何も知らず何もしていませんでした)では、検討課題に挙げられた項目も少なく、生後8週未満の犬猫の販売規制は検討課題に挙がったにもかかわらず、ペット業界の猛反対で改正されなかったそうです。(商品(仔犬仔猫)の出荷が1ヶ月遅れれば在庫の維持管理にコストがかかり、しかも生後1ヶ月頃など体調管理に気をつけていても急変して死んでしまうこともあります。)業界が反対するのは自然だとしても環境省がその反対に屈したのはとても残念なことです。

ですから今回の法改正には「今度こそ業界規制を」という期待がありました。
ところが。最近、里親募集ブログを探しているうちに見つけた犬のデイケアショップ『Pooches(プーチーズ)』さんのブログ『PoochesBLOG』に転載されていた記事を読んで愕然。 今回の法改正でも、委員会メンバーに業界寄りの人間、しかも影響力のある人間を含んでいること。今回もまたペット業界を守る法律になるのではないか、と懸念している内容です。
転載元はこちらです。(PoochesBLOG転載内容と同じです)
元の記事を書いた方が委員会を傍聴したのか議事録を読んで書いたのか分かりませんが、私も議事録を全て読んで把握した上で正しい情報を書きたいということと、書き手が分からないこと、書き手の推測も含まれることから、転載ではなくリンクという形を取らせてもらいました。

議事録を少し読んだだけでも、専門委員から「改正の必要があるのか」「現状の動愛法は80点」「かなり洗練された、磨かれた動愛法ができている」などの発言があり、酷い繁殖の現状、年間30万頭の殺処分、それに掛かる57億の税金を良しとする(または知らない?)人間が専門委員に選出されているようです。

委員会の議事録は以下の環境省のサイトから読むことができます。

『中央環境審議会動物愛護部会』
『動物愛護管理のあり方検討小委員会』


なお、ジュルのしっぽでも、花奈さんが議事録からポイントとなる部分を抜粋し転載しています。

動物愛護管理のあり方検討小委員会(第1回)平成22年8月10日
中央環境審議会動物愛護部会(第25回)平成22年6月16日
動物愛護管理のあり方検討小委員会(第2回)平成22年9月15日
動物愛護管理のあり方検討小委員会(第3回)平成22年9月16日(1)ペットショップ
動物愛護管理のあり方検討小委員会(第3回)平成22年9月16日(2)オークション


■3.ふりぺ署名のお願い


なんとなく「署名をしたらあとは待つだけ」とのほほんとしていましたが、議事録には「今まで出ている要望事項が民意を代表しているかということになると、それは、必ずしもそうではない」などと署名の成果を認めないような発言もあったので、検討委員会の内容をこれから注視していきたいと思います。

みいさんの『だいふくにっき』にも取り上げられていましたが、FreePets『ふりぺ』でも現在「動物の愛護及び管理に関する法律」の見直しに対する署名を集めています。リンク先の趣旨に賛同頂ける方はぜひ署名にご協力お願いいたします。
署名用紙を印刷して郵送します。締め切り:2010年12月31日 2011年1月31日(当日消印有効)
12月20日訂正:締め切りが1ヶ月延長されました。

またふりぺブログにて『ペットショップにいくまえに』という絵本形式のフリーペーパーをPDFで配布しています。自由にコピーして配って欲しいとのこと。可愛らしい絵で簡潔によくまとまった内容です。一度ご覧下さい。



大変な長文をお読みくださりありがとうございました。
ふりぺ署名のことを伝えて頂けると嬉しいです。

ここのところ動物愛護に関する記事を度々書いており、堅苦しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、元々ブログを始めるにあたって書こうと思っていた「知って欲しいこと」がいくつかあります。すこやまが病気になって何もできなくなった1年間を取り戻すべく頻出になってしまいます。
興味のない方にこそ知っていただきたいため、普段は楽しい内容を心がけますのでたまに書く固い内容にもお付き合いよろしくお願いいたします。


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Comment

*

まぐろ様、こんにちは
捨て猫むっちゃんのルコママです

ジュルのしっぽさんでも、読ませて頂きましたが、
 動物のための法律というのは名ばかりで、売買する動物を利用する人間のための法律、、という気がしてなりません。
 私など知らないままで過ごしてしまうことをこうやって文章にして載せてくださる皆さん、立派だなって思います。
 これからリンクされているページを読ませて頂きますね。
 さて、記事を掲載して応援してくださった保護猫のしっぽな君ですが、3週間のトライアルを終えおうちの子にして頂くことになりました。
 もう7ヶ月の最初はシャーシャー言う警戒の強い子、、駄目元と思っていましたが、
初めて猫を飼う里親様ご家族なのに、ほんとうに頑張ってくださいました。
 今は、どんどん甘えていっている様子です。
おかげさまで、幸せになることができました。
 本当にありがとうございました。

2010.11.29 15:17:38 ルコママ URL [Edit] -

*

リンクありがとうございます。
ジュルちゃんの署名は私もしてましたよ^^
もちろんふりぺも。

管理士になる過程で知ったのですが、
動物愛護管理法ってあくまでも人間の為の法律なんですよね。
そして中途半端な書き方が多く(法律ってみんなそうですけど)
動物取扱業の登録も無資格(代わりに実務経験が必要。でもたった半年でOK)で簡単に通ってしまう。
そして施設や実態の調査や検査もほとんどの場合、事前通告が有り(それじゃ意味がない><)
都合の悪いものは隠したり誤魔化す余裕がたっぷりある。
バレた場合の罰則もものすごく軽い。。。
悲しいけどそれが今の日本の法律です。

ホントは率先して訴えなければいけない立場なのですが、
今の私には時間的にも文章力にも難しすぎるので(言い訳?^^;)
代わりにガンガンお願いしますm(_ _)mヾ(- -;)おいおい

2010.11.29 17:36:16 みい URL [Edit] x7j9YsWM

*

私もジュルのしっぽ経由で議事録を一部読みましたが、専門家と呼ばれる方々の認識がとても偏っている感じがして、何も変わらないのではないかという危機感を感じました。
こうやって十分に話し合ったふりをして、何も変えないつもりなんでしょうか。。。
「ふりぺ」の署名は今回初めて知ったので、リンク先も良く読んでみます。

私は猫ブログを見るようになって初めて殺処分の事実を知ったのですが、まぐろさんの様にこういった事実をまとめて発信する方がいるおかげで、知らなかったことを学んだり考えたりする機会をもらってありがたいなと思っています。

2010.11.30 08:43:44 む~ URL [Edit] -

*管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2010.11.30 09:16:31 [Edit]

*

こんばんは、いつも拝見しています。

ネコと暮らす日々は毎日楽しく充実したものですが、
我が家のネコが可愛らしく幸せであればあるほど、
考えなければならないことがたくさんあります。
私も自分がネコを飼い始めて、他の皆さんのブログを読み始めてやっと
この現実に気づくことができました。
何をするべきか、何ができるのか分からない人もたくさんいると思います。
こうやって現状をまとめて分かりやすく説明してくださると本当に助かります。
私も自分なりにまとめて書きたいと思います。

2010.11.30 20:15:46 ぐーやま URL [Edit] -

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